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前回からファイナンシャルプランナーの資格は取った方が良いよ!っていうテーマで計3回の連載を開始してます。

連載の2回目として取り上げるのはファイナンシャルプランナー2級です。

巷で、ファイナンシャルプランナー2級と呼ばれている資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(2級FP技能士)を指します。

3級FP技能士の上位資格になる国家資格で、2級FP技能士の技能検定に合格すると名乗ることができる名称独占資格で、FP技能士としては中級レベルになります。

前回、初級レベルの3級FP技能士を、FP技能士に必要な知識の全体像や相性確認の試金石として役に立つから、独学で取得した方が良いよ!とおすすめしました(前回の記事へのリンク)

今回は、2級FP技能士を3級との違いに焦点をあててご説明し、取得をおすすめしようという、構成になってます。

1.ファイナンシャルプランナー2級って3級と何が違うの?

●2級FP技能士に求められているファイナンシャルプランナーとしての理想像は3級よりずっと高度

参考書によるとFP技能士の等級別に求められているファイナンシャルプランナーは次のようになっています。

1級 FPに求められる資産運用・税務・社会保険・不動産・相続等の詳細な知識を有し、
それを実践に活かす技能を体得している。
金融業務における顧客相談のスペシャリスト。
2級 顧客層に応じて適切に対応するための基礎的な事項を理解し、
FPに必要な幅広い分野の一般的な知識と技能を習得している。
顧客にとっての良きアドバイザー。
3級 FPの役割を理解し、事故の資産管理から
顧客の悩みを共有できるまでの概略の知識をひととおり身に付けている。
金融業務に携わる者のスタンダードレベル。

引用:引用リスト1.FP等級別の理想像

上記によると、3級と2級では求められている理想像に大きく違いがあります。

特に違うのは、イナンシャルプランナーとして求められている顧客への対応と、その際に必要とされる知識や技能でしょう。

たとえば、顧客が不動産ローンの相談に見えたとしましょう。

3級であれば、顧客がなぜ不動産ローンを決めかねているのか、フラット35などの不動産ローンに関する知識を使って理解することだけが求められており、アドバイスまで求められてません。

3級は、顧客の相談内容を理解するだけでオッケーなんですね。

けれども、2級ともなると、顧客のライフステージや家族構成、ライフプランニングなどを適切に踏まえていなければなりません。

そして、不動産ローンに関連する一般的な知識と不動産ローンの返済計画を試算する技能を習得している上で、顧客にどの不動産ローンが良いのかアドバイスできなければなりません。

2級は、顧客の状況を適切に理解し、広範な知識と技能に裏打ちされたアドバイスができなければなりません

理解するだけでオッケーだった3級と違い、2級になると求められている理想像が大分高度になってますね!

●実務経験次第で、3級は取得せずに、2級FP技能士からの受験も可能

3級ほどでは無いですが、2級FP技能士も受験しやすい受験資格となっています。

次に挙げる受験資格の内、どれか一つを充たす必要があります。

2級FP技能士の受験資格

  • 3級技能検定の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者(注)
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

注:修了日が受検申請受付最終日以前の日付に限られます。
引用:引用リスト2.2級FP技能士の受験資格

上記の受験資格の内、特筆すべきは”FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者”です。

試験実施団体である一般社団法人 金融財政事情研究会(金財)が認める2年間の実務経験さえあれば、3級FP技能士を取得せずに2級FP技能士の技能検定から挑戦でき、3級FP技能士の技能検定を受ける必要がありません。

2級FP技能士は、3級FP技能士を取得しなくても受験できるんです!!

前回、私は、遠回りになっても3級FP技能士取得をおすすめしてます(前回の記事へのリンク)

3級を受験せずに2級を受験できる点は、受験者にとって大きなメリットなのは事実です。

だって、3級の勉強をする必要がありませんし、3級FP技能士の技能検定にかかる検定料もかかりません、

なによりも大事なのは2級FP技能士取得までの時間を短縮できます!

そのため、元々FP業務に携わっていて、3級FP技能士レベルの知識と経験があって、3級FP技能士の技能検定を受けることを煩わしいと感じる方達には、朗報だと言えます!

となると気になるのは、実務経験の内容ですね。

2級FP技能士の実務経験となると、ファイナンシャルプランナーですから、なんとなく銀行、証券、保険などの金融業の実務経験だけに制限されていそうな気がしませんか?

実務経験の例

  • 銀行、保険会社、証券会社、クレジット会社等の金融機関に勤務している方
  • 保険会社の代理店の職員
  • 税理士、公認会計士、不動産鑑定士、宅地建物取引士、社会保険労務士、
    中小企業診断士、弁護士、司法書士、行政書士などで資産に関する相談業務に従事している方
  • 会計事務所の職員
  • 不動産会社、建設会社など土地建物の取引・建築・相談業務に従事している方
  • 投資顧問会社の職員
  • 生活協同組合などの共済等担当職員
  • 商品先物取引会社の職員
  • 一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および金融・財務・経理担当者
  • 商事会社の商社金融担当者、
    商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および金融機関向けソフト開発担当者

引用:引用リスト3.実務経験の例

実際には、銀行、証券、保険などの金融業の実務経験だけでなく、ずっと大きな範囲で実務経験が認められています。

特に注目すべきは、一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および金融・財務・経理担当者”、ではないでしょうか?

金財は、実務経験を金融業などの業態で制限せず、”一般事業会社”の実務経験も認めています。

もちろん、実際に受験する前に試験実施団体にご自分の実務経験が認められるかどうかの確認は必要です。

が、上記の実務経験の例を見て、2級FP技能士の取得から始められる可能性があるようでしたら、一度、金財へ確認することをお勧めします。

3級FP技能士を受験せずに済み、2級取得までの時短になるかもしれませんよー。

2.ファイナンシャルプランナー2級を取得するメリットは?

実際に2級FP技能士を取得するメリットはあるのか?、個人的な見解になってしまい恐縮ですが、お伝えしようと思います。

●メリット:2級FP技能士は、国際的な民間資格CFP®への登竜門

2級FP技能士を取得する最大のメリットは、国家資格取得だけでなく、CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)という国際的な民間資格への登竜門でもあることです。

ただし、2級FP技能士を取得すれば、すぐにCFPを取得できるわけではありません。

順をおってご説明します。

まず、CFPとは、特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会日本FP協会)が認定する国際的な民間資格で、

北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界24カ国・地域(2018年5月現在)で認められた世界水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できる、プロフェッショナルであることを証明する資格です。

引用:引用リスト4.CFP世界水準

1級FP技能士は国家資格として日本国内ではFP技能士の最上位の資格として認知度が高いかもしれませんが、国際的な認知度ではCFPの方が高いです。

そのため、CFPは民間資格ですが、国際的な認知度が高く、日本国内だけでなく海外でも通用する資格として、ファイナンシャルプランナーにとっては重要で信頼性のある資格だと言えるでしょう。

ここまでがCFPの説明なのですが、2級FP技能士との関係が見えてきませんよね。

この関係を説明するには、さらに別の資格、アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー(AFP)の説明が必要です。

AFPは日本FP協会が日本国内だけで認定する日本独自の資格で、CFPのように国際的な資格ではありませんが、日本FP協会はCFPの取得要件にAFP認定者であることを要件に入れています。

必然的に、CFP取得前にAFPに認定されなければなりません

AFP認定要件

  • AFP認定研修の受講・終了
  • 2級FP技能士技能検定に合格

引用:引用リスト5.AFP認定要件

このAFP認定者の要件の一つになっているのが、2級FP技能士技能検定合格なんですね!

ここまで大丈夫でしょうか、

少しうややこしいですが、国際的な民間資格であるCFP取得を目指す流れをおさらいすると;

2級FP技能士取得 → AFP認定 → CFP認定 

の順に取得、認定される必要があります。

2級FP技能士取得が、CFP取得への登竜門、最初の一歩になってます。

もっと言ってしまうと、2級FP技能士は、その技能検定に合格すれば、国家資格だけでなく、国際的な民間資格取得も視野に入れることができるので、とてもお得な資格だといえるでしょう。

3.ファイナンシャルプランナー2級は独学で取得可能(合格率)?

2級FP技能士は、3級と違って、国際的な民間資格の登竜門でもあるから、取得するメリットが大きいよってとこまで、お話してきました。

「よーし、じゃあ、実際に取得しょう!」と思い立った時に、気になるのは合格率、試験難易度ですよね。

直近5回分の2級FP技能士の合格率の推移を表にまとめてみましたので、見てみましょう。

●2級FP技能士の技能検定は日本FP協会がおすすめ!

2級FP技能士技能検定も、3級同様、日本FP協会と金財によって実施されており、学科試験は共通で同じ問題が出題されますが、実技試験は2つの団体ごとに異なっており、日本FP協会は1種類ですが、金財は4種類から選択可能です。

日本FP協会で受験するのか、金財で受験するのかを検討するために2級FP技能士の合格率を比較していきましょう。

2級FP技能士合格率

日本FP協会(単位:%)

引用:引用リスト6.2級FP技能士合格率 日本FP協会実施

金財(単位:%)

注:実技は受験者による選択制になっており、上記4つの実技から1つを選択する。
引用:引用リスト7.2級FP技能士合格率 金財実施

2級FP技能士技能検定でも、3級同様、学科試験の合格率が日本FP協会と金財で大きな差があることです。

3級ほどではないですが、学科は同じ試験問題なのに、合格率の日本FP協会と金財の差が直近5回平均で16%以上で、2018年1月と2017年9月に至っては17%以上になっています。

同じ問題で、これだけ合格率に差がついてしまうのは不思議ですねー。

うーん、どうしてでしょうね・・・、機会があったら確認したいですね。

次に、実技試験を見ていきましょう。

実技試験全体の合格率としては、金財で年一回行われている損保顧客資産相談業務の2017年9月実施分が72%を超えて最も合格率が高かったです。

毎年行われている実技試験の中では、日本FP協会の資産設計提案業務の2017年1月実施分が63%を超えて最も高い合格率でした。

最も低かったのは、金財の2018年5月に実施された個人資産相談業務で24%以下になっています。

実技試験の直近5回では、合格率が最も高いのも最も低いのも金財で実施されています。

金財が実施する実技試験における最も高い合格率と最も低い合格率との差は、年1回実施する損保顧客相談業務だと約48%毎回実施する個人資産相談業務で約27%になります

一方で、日本FP協会実施分の実務試験(資産設計提案業務)だけを見ると、直近5回平均が55%以上の合格率、最も高くて63%以上最も低くて47%で、その差は約16%になります。

つまり、毎回実施されている実技試験の難易度の差が約27%になる金財と比較すると、日本FP協会の方が16%ですので安定していると言えます。

また、金財の実技試験の合格率は乱高下する可能性があると言えますが、日本FP協会実施分はおおよそ約50%の合格率になると言えるでしょう。

うーん、こうして比較してみると、2級FP技能士の技能検定は日本FP協会で受験すべきではないでしょうか?

大分都合よく考えると、直近5回の平均合格率から、10人受験したとして、日本FP協会だと、学科は10人中4人、実技では10人中5人合格するので、学科をとおれば実技もとおると考えても大丈夫だと思います。

さらに、試験難易度の安定性も考慮すると、金財の実技を受験しなければならない特別な理由をお持ちの方以外は、日本FP協会実施の技能検定受験をおすすめします。

●2級FP技能士は、独学でも合格可能!でも、自分に合った勉強スタイルで挑戦するのがベスト!

日本FP協会実施の技能検定を受験すると決めた場合、気になってくるのが、勉強スタイルではないでしょうか、

独学で挑戦するのが良いのか、教えてもらって勉強する(通信教育や通学)のが良いのかです。

手前みそで恐縮ですが、今回は、私の経験からのアドバイスになります。

私は、独学で、日本FP協会が実施する2級FP技能士技能検定に合格してます。

そのため、2級FP技能士は独学で合格できる資格だと断言できます。

けれども、独学がベストだとも思っていません

そもそも、私は最初から独学で勉強しようと思ったわけではありません。

2級FP技能士を独学で勉強しようと思ったきっかけは、3級FP技能士を受験後すぐに、3級と2級でどれだけ難易度に差があるのか、いわゆる腕試しとして、2級FP技能士の過去問を解いてみたことです。

正確な点数は覚えていないのですが、配点が公表されていないので推測になってしまいますが、学科、実技ともに全体のおおよそ50%を得点できたんです。

学科、実技ともに60%以上の得点で合格ですから、根拠は全く無かったのですが、勉強する前から50%得点出来てるなら、もう10%位は独学でもなんとかなるよ、きっと!って思っちゃったんですね。

当時の独学する決断を後悔しているわけではありませんが、もし、過去問が満足に解けていなければ、通信教育にしていたかもしれません

というのも、自分のペースで勉強が進められる独学という勉強スタイルが私に合っているのは、わかっていたのですがテーマを少しでも深く掘り下げられると、つまづくというか、疑問が湧いてきて、勉強が遅れてしまうんですね。

独学の大きなデメリットなのですが、そんな疑問点をすぐに解消できませんでした・・・。

3級を独学していた時から気付いていたのですが、結局どっちなの?とか、どういうことなの?って、なんで?って疑問が、テキスト、問題集だと解消できないってことが、頻繁にありました。

こんな事をいうと独学で使用したテキストと問題集に悪い印象を持たれるかもしれませんが、違います。

往々にして、私が理解していない・覚えていない箇所が他にあるために理解できない、要するに、そのポイントを理解するには知識が不足していたのが原因だったんです。

今、読み返すとテキスト、問題集はとても詳細にわかり易く説明しているんですよね・・・、だから、当時は、説明されているにもかかわらず、私が理解できなかっただけなんです。

まー、基礎的な国語力というか文章読解能力というか、私の場合、不足しているんでしょうね。

このように、疑問が解消できない時に、いつも思ったのは、通信教育や通学だったらすぐに先生に聞いて解消できるんだろうな、いいな~うらやましいなって思ってました。

独学と比較した場合、通信教育や通学だと自分のペースで勉強を進められないのがデメリットでしょうが、勉強していて遭遇する疑問点をすぐに解消できるのは、大きなメリットだと思います。

個人差はあると思うのですが、どんなに良いテキスト、問題集を使用していても、勉強している限り疑問点は出てきます。

その疑問点をいくつ解消できたかどうかで、合格に繋がるかどうかが決まると思います。

とどのつまり、何が言いたいのかっていうと、独学にするのか、通信教育や通学にするかを判断する際は、

疑問点をどのように解消する勉強スタイルが自分にあっているのか」を

考慮して判断された方が良いと思います。

疑問点が解消できない勉強スタイルだと、せっかく勉強しても、最終的に合格できなくなる可能性があります。

私の場合は、勉強当時、水脈から水があふれて出てくるように感じたほど、とても多くの疑問点に遭遇しました。

すぐに解消できなかったので、疑問点が沼のように溜まっていき、疑問点に沈められてしまうように実感してました。

沈められなかった要因は、自分のペースで勉強できる独学のメリットと、合格点まであと10%で到達できるっていう3級受験後の学習の到達度がたまたま引っ張り上げて(補って)くれたおかげで、2級FP技能士を独学で合格する結果に繋がったと思っています。

特に強調しますが、あふれ出て沼のように溜まった疑問点は一つ一つ、意識して、ひたすら丁寧に、丁寧に、解消していきました。

もちろん、即解消!とはできなかったので、自分のペースで、だんだんに解消していきましたので、通信教育や通学と比較したら、ずっと多くの時間を割いたと推測しています。

独学の際の疑問点の解消方法に関しては、後述する勉強方法でもう少し詳細にご説明できればなと思っています。

これから2級FP技能士を目指す方々の中には、疑問点はすぐに解消すべきだ!って方もいると思います(大半かもしれまんせんね)。

疑問点の解消に時間なんてかけてたら、非効率なのは確かです。

そんな方には、独学ではなく、通信教育や通学をお勧めします

4.ファイナンシャルプランナー2級を独学で合格できるおすすめテキスト(教材)、通信講座は?

何度も言ってクドイかもしれませんが、2級FP技能士も、3級同様、独学で合格できます。

けれども、やはり3級ほど簡単ではないのは確かで、より深い知識を要求されるテーマもあります。

これからご紹介するテキストと問題集は私には非常に合っていましたし、多くにも合うと信じていますが、独学ではなく通信教育をご検討の方のために、私が検討した通信教育にも触れようと思ってます。

●2級FP技能士に独学で合格するためのテキストと問題集

2級FP技能士を独学で取得するためのテキストと問題集の特長をご紹介した後で、勉強方法(テキストと問題集の使い方)に触れていこうと思います。

2級FP技能士おすすめテキスト

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FP技能士2級・AFP 問題集&テキスト ’18→’19年版 [ 中島 典子 ]
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FP技能士2級・AFP 問題集&テキスト ’18→’19年版 [ 中島 典子 ]

3級と編著者も構成も同じシリーズですが、2級から勉強を始める方にも自信を持っておすすめできます。

と申しますのも、私は2級と3級どちらのテキストも持ってますので、実際に2級と3級のテキストの同じ頻出テーマに掲載されている内容を比較してみたんですね。

すると、2のテキスト内容は、3級の内容+アルファになっており、3級の内容がほとんど掲載されて、2級からより深く問われる内容が追加されていました。

要するに、このテキストは、3級の基礎知識から2級を勉強できるテキストなんです。

だから、2級から勉強される方にも自信を持っておすすめできます!

もちろん、3級を勉強されてきた方にとっても、2級で追加された内容を3級の内容に積み上げるように勉強できますので、勉強しやすいと思います。

学科の試験問題が3級では3択でしたが、2級では4択になり、選択肢の文章が長くなるので、3級を受験後だと、見開きの最初(左上)にある過去問の文章が非常に小さく長く感じますが、このテキストで勉強するうちに慣れることができます。

 その他の良い点;

  • 付属の赤シートで、重要な箇所を暗記し易い。
  • 別冊で、重要用語集が付いてくる。
  • 見開き2ページ1頻出テーマの構成(左の過去問→右の解説)で常に過去問を意識できる。

2級FP技能士おすすめ問題集

FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略 ’18→’19年版 [ 伊藤 亮太

3級と編著者も構成も同じシリーズですが、こちらも2級から勉強を始められる方にも自信を持って、おすすめできます。

3級同様の見開き仕様(左に問題、右に解説)で、正答だけでなく問題の選択肢全てに一つ一つ丁寧な解説がされているのですが、この解説が素晴らしく、3級の内容(基礎)から説明されているので、テキストに戻る必要はほとんどありません

また、3級よりも2級で増加する、テキストのテーマに取り上げるほど頻出ではないけど、そこそこ選択肢として顔を出す頻出テーマ対策もできます。

これらのテーマはそこそこである出題頻度を考えると決して深入りしない方が良いので、この問題集の解説だけおさえておけば、充分な対策になり、得点源に繋がりますよ!
この問題集の良い点;

  • 付属の赤シートで、赤字になっている解説の重要な箇所を暗記し易い。
  • 別冊で重要ポイント集が付いてくる。
  • 随所に差し込まれている図や表などの重要部分の解説が理解し易い。

●おすすめしたテキストと問題集を使った2級に独学で合格する勉強方法

勉強方法は3級からほとんど変更しませんでしたが、私にとって、2級は3級よりもずっと疑問点が多く出てきましたので、3級の勉強方法に追加したステップ6で意識的に疑問点を解消していました。

ステップ6の疑問点の解消は後述しますが、3級の勉強方法(前回の記事へのリンク)と重複してますので、各ステップの勉強内容と勉強期間を勉強スケジュールとして表にまとめてみました。

期間は必要な勉強期間で、平日5日間は1日1時間で計5時間土日は2時間として計4時間、合計で1週間9時間1ヶ月は4週間として1ヶ月36時間を目安としています。

ご注意いただきたいのは、この目安の勉強期間は、3級を勉強した後に2級を勉強した場合の勉強期間になっていますので、2級で増加する+アルファ分を積み上げるための時間です。

そのため、2級から勉強を開始される方で、基礎(3級の内容)から始めるテーマがある場合は、時間的な余裕をもう少し持たれた方が良いとは思います。

が、それでも前述のテキストであれば、基礎から勉強できますので、お持ちの実務経験や知識に応じて、ステップ1からステップ2までの勉強期間が微増するだけで、ステップ3では3級を勉強後に2級を勉強している受験者に追いつけると思います。

ステップ2からテキストを1回転するスピードは回転を追うごとに徐々に速くなってきますので、早く終わった分を問題集にあてます。

ステップ4になるとテキストと問題集ともに1週間づつ合計2週間くらいの時間があれば終了しますので、ステップ5とステップ6を行っていない空き時間に、ステップ4は繰り返します。

試験1ヶ月前からステップ5の試験対策を、土曜は試験形式で過去問を解き、日曜日までに復習する流れで土日限定で3回行い、試験前最後の土日は、過去問の内、最も得点の低かった回を解きなおしてました。

そうすると、空き時間に行うステップ4は平日に行うようになりますので、ステップ4が終わり次第、ステップ6を行います。

全体を通して、2級FP技能士受験に必要な期間は、大体4ヶ月位になります。

それぞれのステップの進捗スピードは個人差がありますので、焦らない方が良いです。

ステップには含めていませんが、別冊の重要用語集と重要ポイント集は、移動時間とか隙間時間に赤シートを使って、知識が定着しているかどうか確認してました。

●ステップ6:疑問点の解消方法

ここからは、疑問点の解消方法について、ご説明していきます。

私にとって、最後まで疑問点として残ってしまうのは、科目の区分を越えて横のつながりを問う問題でした。

2級では、3級よりも科目を越えた横のつながりを問う問題が増えていて、最後まで苦労したのを覚えています。

横のつながりを問う問題というのは、設問が科目を横断している問題で、「問題に解答する際に、一つの科目の勉強内容だけでは解けない問題」の事を言っています。

総合問題の大問?と思われるかもしれませんが、そんな大問と言わず、学科の選択肢でもちょこちょこ出題されています。

ポピュラーなものだとタックスプランニングの内容である所得税について他の科目の内容が問われる問題です。

  1. 公的年金の内、遺族給付は所得税の課税対象か?
  2. 外貨建て預金の利息の課税方式は?
  3. 個人年金保険の一括で受け取っとた場合は何所得か?

上記の設問は、全てタックスプランニングの所得税に関する知識が、1はライフプランニングと資金計画、2は金融資産運用、3はリスク管理の知識と共に問われています。

つまり、2つの科目の知識が問われています

もちろん、その設問の解答の中で詳しく解説されているのですが、私が抱く疑問点は解説がどんなに詳細であっても触れられてない事もありました。

たとえば、私は、上記の3問の解説を読んで、こんな疑問を抱いてました。

  1. 遺族給付は非課税なんだ・・・、あれ、障害給付は課税対象だっけ?
  2. 外貨建て預金の利息部分は源泉分離課税なんだ・・・、あれ、為替差益分も含めてだっけ?
  3. 個人年金保険を一括受け取りは一時所得なんだ・・・、あれ、年金受け取りの場合もだっけ?

もちろん、上記のような疑問点の解答は、テキストに記載されています。

が、疑問点が浮かんだ問題の解説にはなかなか載せられていないんです。

だって、問題の解答とは関係があっても問題そのものとは無関係なんですから、問題集の解説を作る側としても、そこまでは想定できないでしょう。

けれども、クドイようですが、ポピュラーな(頻出の)問題なんです、良く問われるんですね。

まー、テキストにしっかりと記載されてますので、テキストを回転させてる時に頭に入れれば良いじゃないか!って思われるかもしれませんが、なかなかテキストを回転させてる時に、整理できなかったんですね(残念)。

じゃあ、対策をとるしかないってんで、次のような対策をとってました。

  • A7の胸ポケットに入るくらいのノートを用意
  • 疑問点が浮かんだら、A7ノートの見開きの左に疑問点を箇条書き
  • 時間を作って(ステップ6)、見開きの右にテキスト等を確認して、解答を解説
  • 疑問点も解答もあまり時間をかけないように、自分が理解できる文章で説明
  • 知識の整理と備忘録、試験前の直前チェック用として使用することを意識して作成

過去問を解き始めると、開始当初は記入内容が増えますが、どんどん減っていきます。

そのうち、問われる傾向、「問われそうなテーマ」が見えてきますので、どんどん勉強効率が良くなっていくと思います。

疑問点解消には、おすすめの方法ですよ!

●疑問点は即解消したい方には、2級FP技能士には独学ではなく、通信講座をおすすめ

前項のような疑問点をなるべく早く解消されたい方に、私が検討した通信講座をいくつかお勧めしようと思います。

私は独学でしたので疑問点の解消に大分時間がかかりましたが、通信講座であれば、疑問点は問い合わせれば即解消されることでしょう。

3級の試験が終了した後に主にネットで探し始め、最終的には次の3社に絞ってました。

当時、その3社に絞った理由がいち押しポイントです。

提供元 いち押しポイント 価格例(税込み) 2級FP技能士講座へのリンク
資格対策ドットコム 各種ある2級FP技能士講座の内、最も値段が安い講座と高い講座

ECCビジネススクール
生涯学習のユーキャン
  • 2018年オリコン顧客満足度(R)調査2年連続No.1
    →2018年は、6つの全評価項目で1位を獲得(6つの評価項目;教材・テキスト、サポート体制、適切な受講料、カリキュラムの充実度、入会手続きの容易さ、問い合わせのしやすさ)
  • 返品OK(送料自己負担、教材到着後8日以内)
64,000円:ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)通信講座

いち押ししポイントに書ききれなかった点を少し補足します。

資格対策ドットコムDPSメソッド(学習効率と効果を飛躍的に向上させる勉強方法)が、私が独学した3級での勉強方法に似ていて、とても強い共感を覚えました。

しかも、段違いに価格が安かったので、独学と最も悩んだ通信講座です!

やはり通信講座を選ぶ際も、自分にあった勉強方法を意識して選んだ方が良いと思います。

また、ほとんどの通信講座には、AFP認定研修が付属していますが、資格対策ドットコムには、2級FP技能士だけの通信講座
も準備されていますので、AFPはいらないよって方にもおすすめです。

ECCビジネススクールの魅力は何と言っても、合格率は全国平均の2倍以上を達成し、脱落率もゼロを目指す
という方針です

合格率が全国平均の2倍以上になるという実績だけでも驚きなのに、さらに「脱落者を無くす!」っていう信念が、通信講座で脱落した過去があり、続けられるかどうか不安を感じていた私には刺さりました。

生涯学習のユーキャンの場合は絶対の安心感にすがるような気持ちでした。

せっかくの通信講座を受講するのに、内容に満足できなければ意味がありません。

でも、実際に受講してみなければ通信講座の質なんてわからないものですし、「大丈夫なのかな?」って不安にもなります。

そんな私に、オリコン顧客満足度(R)調査NO.1の受賞は、これ以上ない安心感を与えてくれるように見えました。

しかも、私が検討した当時(2017年)は受賞初年度だったのですが、2年連続受賞で、2018年には全6つの評価項目でNo.1(2017年度は4つのみNo.1)ですので、さらに評価を改善させての受賞はさすがですね

このように、3つの通信講座にはそれぞれに独自の強みがありました。

私が通信講座を絞る際に気にしたポイントをまとめると次のようになります。

  • 勉強方法
  • 値段
  • 実績
  • 方針
  • 顧客満足度

全部そろうのが、ベストの通信講座になるのでしょうが、なかなか見つけるのは難しいと思います。

ご自身で気にするポイントを洗い出すために箇条書きし、それぞれに優先順位をつけていくと探し易くなりますよ。

ご自分にとってのベストを探してみてください!

5.まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

ファイナンシャルプランナー2級(2級FP技能士)は、国際的な民間資格、CFPの登竜門でもあるので、取得しておいて損はない資格です。

私は、3級を取得してから独学で2級を取得しましたが、疑問点の解消に本当に時間がかかったという印象を強く持っています。

そのため、2級は独学でも取得可能ですが、通信講座の方が効率良く取得できたかもしれないなと今振り返ると思います。

この記事をお読みの方は、これから2級取得を検討されている方がほとんどだと思います。

独学と通信講座のメリット・デメリット、プラスご自身との適正を良く考慮して、悔いのない選択ができることを願っております。

その際、本記事がご参考になれば幸いです。